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[第2号]

 

英会話を実践する場を積極的に設けよう

 

第1号にも書きましたが、英会話を習得する一番の方法はネーティウ゛スピーカーの友達をつくり日々英語を話すことです。しかし日本に住んでいる限りそれは容易ではありません。日本にいる外国人に頑張って英語で話しかけても、日本語で返事を返されることがよくあります。彼らは日本語を勉強するために来日しているのでしょうがないですね。では、どうやって実践する場を設ければいいのでしょうか。以下は日々私がやっている英会話実践法です。よかったら参考にしてください。

 

<その1> 街で困っていそうな外国人を見つけたら声をかける

日本にいる外国人には、日本語が堪能な方とそうでない方がいます。特に観光客は後者にあたり、日本には英語の表示が少ないと嘆いておられます。このような困った外国人を見つけたら、英語で話しかけてみましょう。上手く話せなくても大丈夫です。相手は不慣れな土地で不安な気持ちを抱いているので、声をかけてくれた行為に素直に喜んでくれると思います。また、少しでいいので英語で手助けしてあげることができれば、相手はもっと喜んでくれるはずです。

 

<その2> 英語で独り言を言う

日常生活で英語を話す機会がないという方は、家事・散歩・買い物・お風呂などの最中に英語で独り言を言ってみてください。今日の予定や学校・職場での出来事やテレビ・映画・本の感想など何でもいいのでブツブツ独り言を言います。言い始めると、どんな表現が得意及び不得意なのかが分かります。つまずいたところを学校の英語の先生や英語のできる友達や同僚に聞いて教えてもらい、その後また練習すれば会話力を強化することができます。また、普段から英語で独り言を言う癖をつけておいた方が、いざという時に英語が出てきやすいのも事実です。

 

<その3> テレビや映画を英語で観て、分かる英語を声に出してみよう

英語でテレビや映画を観ても理解できなからそんなことをしても時間の無駄だと思われる方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。時間と共に耳は慣れます。第1号にも書きましたが、例えば、アメリカのドラマの法廷シーンを観ているとします。『陪審員団』『異議申し立て』『敗訴』などの専門用語がたくさん出てきますが、これらの英単語を知らなくても、場面から英語を学ぶことが可能です。『陪審員団』の顔が映ったシーンで『jury』と聞こえてくると、『「jury」ってこの人達のことかな』と推測し、また他の似たシーンで『jury』が出てきたら『やっぱりそうかも』と確信を持ち始め、3度同じことが起きたらほぼ確信していいと思います。こういったことを積み重ねていくうちに語彙力が上がり、理解力も増します。

テレビや映画を英語で見るだけでも十分いいのですが、これを英会話力に繋げるには、画面から聞こえてくる馴染みのある英語を声に出してみることです。番組を録画し、再生や一時停止を繰り返しながら英語を口にするとやり易いかもしれません。

ホーム』にも書きましたが、知っている単語や表現を繰り返し声に出し、英語を母国語とする人の話し方を真似すれば英語は上達します。日本人が話す日本語が一番きれいなように、英語圏の人が話す英語が一番きれいでこれ以上ないお手本です。是非積極的に取り組んでみてください。

 

<その4> YouTubeを活用しよう

YouTubeには情報が盛り沢山です。好きな音楽、インタビュー、ドラマなどを英語で観たり聴いたりし、リスニング力をつけましょう。興味のあることは吸収が早いものです。また、好きな分野だと知らない単語が出てきてもその意味を察することが比較的可能です。YouTubeを再生したり一時停止したりしながら、知っている英語を声に出して練習してみましょう。

YouTubeの登場人物が英語のネーティウ゛スピーカーでなくても大丈夫です。今は英語を第一外国語とする人の数がネーティウ゛スピーカーの数を上回る時代です。決して完璧な英語ではないけれども立派に使いこなし意思疎通している人はたくさんいます。英語にはある程度の正確さは求められても、完璧さは求められていません。面白そうと思ったものをYouTubeでどんどん見つけて、様々な分野の英語に触れてみてください。

 

<その5> 海外旅行で積極的に英語を使おう

日頃から頑張って練習している英会話を使わなくてはもったいないです。海外旅行で是非実践してください。言葉が通じた時、普段の練習では経験できない感動を味わうことができます。また、通じなかった時も練習時とは一味違う悔しさを感じられます。

 

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